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Web工場見学 「手作りの生産」

組み立て・梱包工程

1. パイプフレームにウレタンフォームを接着した本体の上に側地カバーをかぶせ、そのあと必要なパーツを取り付けて梱包し、製品として完成させる工程です。

組み立て・梱包工程の一例

2. 組み立て・梱包工程は、検品を重視した工程となっています。
最初に組み立て前の各部品の外観について目視による検品を行います。
この目視による検品の基準は、過去にキズや汚れがあるとお客様から指摘があった具体的な事例を考慮し、設定しています。使用上何ら問題のない状態であっても、基準に満たない部品を正規品には使用しません。部品や製品にキズや汚れを確認した場合、ただちに除外します。

側地カバーの除外品

※外観の目視による検品で除外した側地カバーは、原則として破棄処分しています。

3. ギアのリクライニング機能については作動確認による検品を行っています。

側地カバーをかぶせた後のリクライニング機能作動確認検品

4. また、株式会社ヤマザキの製品は生産時にギアが正常にリクライニングしないと組み立てや梱包の作業ができない工程になっているものが多いので、作業の一環としての作動確認を行うことができます。
作業工程で行うリクライニング操作とは別に、製品のパイプフレーム構造に合わせた上図のような作動確認を行っていますので、リクライニング機能については検品をクリアした製品のみが出荷されています。

背部ギアを起こして部品を取り付ける工程と水平に戻して梱包する工程

背部と肘部のギアをリクライニング操作しながら側地カバーをかぶせる工程

5. 梱包前の側地カバーをかぶせた状態では、目視による最終外観検品を行います。
この目視による最終外観検品では、汚れやキズのある製品の除外だけでなく、検品をクリアした製品に付着する余分な縫い糸と糸くずなどの除去も行います。

余分な縫い糸と糸くずなどの除去

6. 最後に梱包作業を行います。
外装梱包に製品名ステッカー、製造ロットナンバーをつけて完成です。

7. 株式会社ヤマザキでは、同一の工場内で様々な製品を生産しています。
日本国内ではほとんど生産されなくなった製品の生産工程をご紹介します。

肘付お座敷ハイバック座椅子の生産工程の一部

最終段階の組み立て・梱包に至るまでの各工程で、そのほとんどが手作り作業のため、全ての製品を完全に均一な状態に仕上げることはできませんが、それぞれの工程において規格範囲内で確実に仕上がるように工夫しながら、より良い製品の生産を心がけています。